●プレイ人数:3~4人 ●目安時間:40~60分 ●対象年齢:10歳以上
多くのボドゲカドゲプレイヤーが知っている、あるいはプレイ経験があるであろう、ご存じ「カタンの開拓者たち」。
舞台はカタン島。プレイヤーは開拓地を増やしたり、それを街に成長させます。その為には「木材」「鉄材」等の資源が 必要で、その資源を得るために開拓地が必要なのです。また他のプレイヤーとの貿易(交渉)で資源を得る事も可能です。 この交渉こそがこのゲームの肝と言っても過言ではないでしょう。
また開拓地を作るためには道路が必要ですが、道路も開拓地も他プレイヤーが既に作った場所には作れないため、 勝利点獲得以外でも熾烈な競争が繰り広げられます。
ルールそのものは難しくありません。プレイにかかる時間が慣れていないプレイヤーにはやや長めである事を除けば、 初心者にもおススメできるゲームです。
●プレイ人数:1~4人 ●目安時間:40~80分 ●対象年齢:13歳以上
木々や草花が生い茂る森の中、動物たちにとっては楽園のような町が舞台です。
プレイヤーは動物たちのグループのリーダーとなり、資源を使って建物を建てたり、動物たちを呼び寄せたりしながら町を発展させていきます。
展開できるカードは各プレイヤー15枚までという上限の中、建物や動物の能力をうまく使って勝利点を稼ぎましょう。
面白いのは勿論、コンポーネントが素晴らしく、またイラストも美麗で、別卓のプレイ風景を眺めているだけで自分もプレイしたくなるゲームです。
●プレイ人数:2~4人 ●目安時間:30分前後 ●対象年齢:14歳以上
「ドミニオン」をはじめとしたデッキ構築型ゲーム。それをダイスで遊んじゃおう、というのがこの「クォーリアーズ!」です。
幾つかの初期ダイスを袋の中に入れ、自分の手番でそのダイスを見ないようにして袋から出して振っていきます。出目で得た魔力を消費し、 新たにモンスターのダイスや魔法ダイス等を購入することで、プレイヤーのデッキが成長していく訳です。
あるいは魔力を消費して(該当する出目が出ていれば)モンスターを召喚することもできます。次の手番までそのモンスターが生存していれば 勝利点となります。他のプレイヤーが召喚したモンスターがいれば攻撃し倒すことで、勝利点化を防ぎます。
運ゲーと言えばその通りですが、自分は勿論、他プレイヤーの出目にも一喜一憂し皆で盛り上がれる、軽く遊べるゲームです。
●プレイ人数:2~6人 ●目安時間:15~30分 ● 対象年齢:10歳以上
歴史上(ではない方も数名混じっておりますが)の偉人を召喚してバトろう、というゲーム。なのですが、偉人は皆 右腕、胴体、左腕に分かれてしまっています。
身体だけでなく、名前と逸話もバラバラに分かれてしまった偉人たち。それらを合体させてオリジナルの偉人として召喚する事になるのですが、 バトルによる勝ち負けそのものよりも、召喚した偉人の珍妙な名前と矛盾しまくりなその逸話に抱腹絶倒間違いなし。
歴史上の人物に詳しければ勿論、そうでなくても思わず「どこの誰様だよお前」「なんでそんな事しちゃったの?」と参加者全員でツッコミまくれる、 大盛り上がりのゲームです。
●プレイ人数:2~4人 ●目安時間:40分前後 ●対象年齢:10歳以上
神に選ばれた英雄が、半神となるために試練に挑む。そんなファンタジーなノリのゲームですが、その為の手段はなんと……ダイス!
神に捧げものをして得られた力をダイスの面として表現。初期のダイスの面と付け替えるという、他のゲームではまず聞かない斬新なゲームシステムが売りとなっています。
最初はわずかな力しか与えてくれなかったダイスが(ランダムとはいえ)付け替えによって次第に大きなもたらすようになります。 勿論ダイスの付け替えがこのゲームの肝なのですが、実をいうと手番が(プレイ人数にもよりますが)最大でも10回しかありません。
ダイスを強化するのも振るのも楽しいですが、勝利点獲得とのバランスをよく考えないと強化だけで終わってしまう、中々に悩ましいバランスのゲームとなっております。
●プレイ人数:2~4人 ●目安時間:15分前後 ●対象年齢:6歳以上
職人となって、工房で料理や日用品、あるいはその他様々な品を作ってくれという依頼を大急ぎでこなそう! というゲームです。
砂時計で測られる5分間という短い時間の中で、皆の力でより多くの依頼をクリアするという、完全協力型のゲーム。
依頼達成に必要な素材を確認、伏せられている素材を大急ぎで表にして、必要とあれば加工し、指定の場所に置いてく。 おっとネズミだ、まず退治しないと先に進めない。素材が足りないぞ、使い終わって捨てた素材をまた伏せた状態にしよう、またネズミが紛れ込んでるぞ……
と、とにかく大忙しのゲーム。「ワチャワチャ」という擬音がピッタリです。ノーマルモードのA面、ハードモードのB面があるのですが、A面の方ですら相当な難易度ですこれ。 ですがそれが楽しい。
●プレイ人数:1~2人 ●目安時間:10~20分 ●対象年齢:8歳以上
数多伝わる物語。その伝承の人物を呼び出し、その力をもって敵を討て。1対1の真剣勝負!
TCGに親しんだプレイヤーなら馴染み深く分かりやすい感じのゲームです。
セットの中からプレイヤーA用のカード、プレイヤーB用のカード、使われないカードの三種類に分け、自分用の中からデッキを組むというタイプ。 当然自分用に無いカードから相手のデッキを推察し、それに対抗、対応しやすいデッキを組むことになります。
デッキは初期から全て手札にあるため、ドローのドキドキ感こそありませんが、逆に「コンボの要のあのカードが来ない!」ということもありません。 その分戦略性の高いプレイングを必要とします。拡張の種類も多く、何度でもプレイしたくなる、ある種の中毒性があるゲームです。
1回のプレイにかかる時間は短く、初心者にもおススメです。欠点と言えそうなものは、使用するセットのカード内容を把握しておかないと不利になる点ぐらいでしょうか。
●プレイ人数:2~4人 ●目安時間:60分前後 ●対象年齢:8歳以上
「三銃士」の作者である、アレクサンドル・デュマ・ペール。彼が手掛けた「モンテ・クリスト伯」というタイトルの小説がモチーフとなっております。
とは言え、ゲームとしては「孤島の城に残された財宝をいっぱい持ち帰った方が勝ち!」というもの。いわゆる「ワーカープレイスメント」に分類されるゲームです。
①カード補充 ②ワーカー配置 ③財宝探索 ④順番入れ替え という4つのフェイズを繰り返し行うのですが、その際の手番プレイヤーは 傾斜台に置かれたビー玉によって決まるというもの。カードが示す鞄の色によって持ち帰れる財宝の種類が決まり、また ④の行動ではビー玉の位置か財宝の価値を変える事ができます。当然ワーカーの配置や財宝探索も重要。
自分は勿論他人の現状も把握した上で先を見通し、最適な行動をとることが求められます。
悩ましくもバランスが適度で、良いゲームです。